おもと四方山話 NO13
おもと鉢の話ー5 錦鉢 五竜鉢の事-2
(この文も時間がたってからも削除する部分又は加筆をする事があるかも知れませんがご了承ください。)
この鉢が今回第11回萬風展に出品された鉢。大きさ6号でこれだけの大きさの鉢はそう数多くは無いだろう、
この様な鉢を実際見る事が出来る機会はそう多くは無いと思う。
この鉢はサイン入りの鉢と比べると時代はこちらの方が下がると思われる、台となっている鉢も短冊屋製だろう。サイン入りの鉢と一緒に写っているピンクの色を使用している鉢と同時期ではないかとも思うが鉢の窯元は違うかも知れない。
古鉢を見ていて一番判らない部分は窯元と時代である、この鉢は古いな〜とかこれはそうでもないな〜とか位は判ってもこれは明治初期とか、これは明治中期だとかなかなか言えない放射性炭素年代測定法とかで調べてくれる人はいないかな〜基本となるものが判ってないから。一応鉢の形や鉢底の土目の色や荒れ方で判断したり古い本の絵を見たりして勉強しているつもりなのだが。
只、時代を抜きにしても五竜さんの絵は素晴らしい、絵に花があると言うのか何と表現すればよいかわからないがとにかく抜きん出てる、五柳さんの鉢を見て感じるのは絵とか線とかも素晴らしのだがまとめ方が素晴らしいと思う、鉢を3つの部分に分けて(上部のフチの下部分、胴部分そして足の部分)絵付けをしている様に感じる、構成力に優れていると表現すれば良いのかとにかくまとまりを感じる。今後これほどの鉢を見る事が出来る機会が何度あるだろうか・・・
五柳さんの事に関してはまだまだ書き足らない、これからも少しづつではあるが書いて行きたいと思う。